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- メガラスの食べ方
みなさん「メガラス」ってご存知ですか?
「メガラス(めんがらす、とんび、いかのくち とも言います)」とは能登地方での呼び名でイカの口のことを言います。
イカが餌を取るときに使う部分なので、いわば筋肉の塊のようなもの。
食べるとイカの風味とともにコリコリした触感を味わえる、奥能登で愛されてきた珍味なのです。
「メガラス」を味わうには、塩茹でか串焼きがオススメ!
今回は串焼きの作り方を伝授します!
原材料
- ・メガラス 30個(2人前)
- ・食塩 500mlの水に対し15g程度
※当店では「能登の塩(海洋深層塩)」を使用しております。
道具
- ・まな板
- ・包丁
- ・鍋
- ・串
作り方
メガラスの口ばし(爪)を取り除きます。
取り除き方は、片手でメガラスをつまみ、もう片手で爪の先をひっかけながらつまんでいる手でかるく押してやると、爪が「ぬるっと」出てきます。
ひとことアドバイス
上下2つの爪が出てきますが、つまんでいる手に力が入りすぎると爪が折れてしまうことがあります。
あまり力を入れずに「するっと」抜き取るのがコツです。
次に爪を取り除いた後の身を洗います。
メガラスの内側は触ってみると分かると思いますが、「ぬめり」がありますので、それを洗って除去します。
洗浄したメガラスを、串に刺します。
ひとことアドバイス
一串あたりいくつさしてもOKですが、
目安は欲張りすぎず、5個程度です。
メガラスは中に火が通りにくいので、焼く前に軽く塩茹でするための食塩水を作ります。
ひとことアドバイス
塩水の濃度はだいたい2~3%程度を目安として調節してください。
食塩水が沸騰したら、串に刺したメガラスを通します。
ひとことアドバイス
メガラスはあまり長時間お湯にさらすと、思った以上に縮んでしまいます。
なので感覚としては「さっと湯に通す」程度でOKです。
風味づけのためにコショウをお好みでまぶし、焼き上げていきます。
家庭用のオーブンなどは串が焦げ落ちない程度に軽く炙れば完成です。
ひとことアドバイス
軽く湯に通した状態でも召し上がることは可能です。
ほのかに塩味が利いてとても美味しいです。
番外編~いしり風味~
あっさり塩味も美味しいですが、ほんのりいしり風味でも美味しく召し上がれます。
原材料
- ・メガラス 30個(2人前)
- ・酒 50ml
- ・いしり 大さじ1杯
酒といしりを合わせ、調理液を作ります。
ひとことアドバイス
お好みで醤油を2~3滴たらしても美味しく仕上がります。
くちばしを取り除き、串にさしたメガラスを先ほどの調理液の中に浸します。
約1時間ほど浸して、焼けば完成です。
ひとことアドバイス
串にささずにフライパンで炒めてもおいしくいただけます。
イカがでしたか?
この料理もどちらかといえば酒の肴ですが、子供にも大人気の逸品です。
但し、お子さんに食べさせるときには串に刺した状態では串先が尖って大変危ないのであらかじめ串から抜いてあげた方がいいと思います。
作り手の調理次第で様々なバリエーションを用意できる「メガラス」是非、ご賞味ください。