週末いしりレシピ ~ 能登町ぶり大根パエリヤ いしり風味 ~
2021.12.31
今年最後の「いしりレシピ」、大晦日の今日は贅沢に天然の能登の寒ブリを使用したパエリアです。
ぶりは出世魚としても有名ですが、各地で呼び名も違っていますね。
関東では「ワカシ」-「イナダ」-「ワラサ」-「ブリ」
関西では「ツバス 」-「ハマチ」-「 メジロ」-「 ブリ」が一般的でしょうか?
能登では「コゾクラ」-「 フクラギ」-「 ガンド」-「 ブリ」と呼ぶ方が多いですね。
能登は雷が多い事でも有名ですが日本海を南下してくるブリが雷に驚いて湾に逃げ込むため
港から1~2kmの漁場で脂の乗ったブリが獲れると聞いた事が有ります。
因みにこの時期の雷を「ぶり起こし」と呼ぶそうです。
このように自然に恵まれた能登ならではの「天然能登寒ぶり」を手に入れて是非試してみたいですね!
宇出津の天然ぶりといしりをあわせてオリーブオイルでつないでみました。
ぶりのあらでとっただしをお米に吸わせて、あらの身も一緒に炊き込みます。
生姜と鷹の爪のおかげで生臭さはまったくありません。
天には、いしりでヅケにしてオリーブオイルで焼いたぶりと大根をのせました。
煮物のぶり大根とは違って、大根にざっくりとした食感を残して仕上げているので新鮮です。
抜群のコンビネーションになったと思います。
【材料】
・米 1合
・ぶり(宇出津産) 切り身1切れ あら5ピース
・大根 4cm
・みつば 半束
・生姜 1/2かけ
・鷹の爪 1本と輪切り小さじ1/2
・刻み昆布 5g
・いしり 大さじ3
・強力粉 適宜
・白ワイン 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ2
・ゆず 1/2個
【作り方】
1. ぶりのあらにきつめに塩をして10分ぐらいおく。
2. ぶりの切り身は1.5cmに切りボウルに入れ、いしり大さじ1をかける。(ヅケにする)
3. 大根は皮をむいてぶりと同じくらいの大きさに切りボウルに入れ、いしり大さじ1をかける。
4. 生姜は厚めに皮をむき、細い千切りにする。
5. 1のぶりにたっぷりの熱湯をかける。300ccのお湯の鍋に4の生姜の皮と鷹の爪を入れて、
ぶりのあらを加えあくを取りながらことこと10分煮る。
6. 5をこし、あらのまわりの身をはずす。
7. 2と3をボウルから引き上げ、ペーパータオルでしっかりと水気を拭く。強力粉をまぶす。
8. 平たい鍋にオリーブオイルを入れ火にかけ、大根、ぶりの順で焼き付けてお皿に取り置く。
9. 8の鍋にオリーブオイルを足して、生姜のせん切り、輪切り唐辛子、洗わないお米を入れ炒める。
お米のまわりが透き通った感じになったら白ワインを加えさらに炒め蒸発させる。
ぶりのだしを1カップといしり大さじ1加え、沸騰してきたら弱火にし、鍋のふたをして10分炊く。
10. 9の鍋のふたをはずし鍋底から一混ぜしてから、200℃に予熱しておいたオーブンへ入れ10分焼く。
11. 8の大根とぶりを並べて、オーブンの温度を230℃に上げてさらに10分焼く。
鍋の縁のお米が少し焦げてきた頃合いができあがり。
12. ざく切りにしたみつばをいしり(大根をつけ込んでいた分)でさっとあえて、鍋の真ん中に飾る。
13. 半割りにしたゆずを添える。
*ここで紹介する「いしりレシピ」は、「能登町早うまレシピコンテスト」の 応募作品を、
主催者である能登町役場の許諾により紹介しております。