奥能登100kmライド【自転車】
2011.07.06
土曜日の早朝に出発したルートは、能登半島の先端を回る
念願の100kmライドでした。
早朝4時30分に行動開始。この時間だと誰にも見つからないと思っていたら、新聞配達をしている後輩に玄関先でいきなり遭遇してしまいました・・・
自宅そばの九十九湾を出発したのが朝4時50分。当日は土曜日で公休扱いだったのですが、店舗は営業しているため、午前中までに帰ってこようと思いこの時間に出発。それから能登半島を時計の反対周りで回るコースを選択し、珠洲方面へ北上しました。
朝焼けの見附島。その形から「軍艦島」とも呼ばれています。
珠洲市三崎町寺家付近。走行距離34km。出発してここまでは、それほどの坂がなかったため、まずまず安定したペースで走っていました。このあと、狼煙という能登半島の先端に到着したのですが。その手前に峠が一つあり、その峠を皮切りに自転車初心者の私にとって、文字通り過酷な道のりが始まりました・・・
能登半島の先端「狼煙」に到着。ここには「禄剛崎」という有名なスポットがあるのですが、到着した時間が朝6時30分頃だったので、当然ながら人ひとりいません。むしろこんな早朝に一人自転車をこいでいる私が「怪しい人」です・・・
狼煙で10分ほど休憩して能登半島の外浦海岸を走ります。しばらく走ると景勝地「木ノ浦海岸」に到着、そこでちょうど朝7時の時報が鳴りました。繰り返しますが私一人しかいません。本当に人がいません・・・100mほど登って到着した通称「椿の展望台」は私が個人的に能登で一番好きな景色の一つなのですが、この日は夜明けとともに濃い霧がかかっており景色なんて全く見えません。
因みにこの展望台、天候がいいとこんな絶景を拝めます。
椿の展望台を後にすると、それから20km程は、能登半島の外浦海岸沿いを走る比較的平坦なルートが続きますが、断続的に続く濃い霧の中を走り続けると、目をガードするために装着しているサングラスの表面に水滴が溜り視界を遮るため、このあと10分程度の間隔で停車してレンズを拭くことになり、自分の思うようなペースで漕ぐことができません。また、走行距離が50kmを超えたあたりから急激に疲れが出てきました。
「やばい。この疲れ具合だと走破できないかも・・・」
自転車を始めて、初めてそう思いました。
その後、能登半島外浦海岸から内浦海岸へ切り返す最後のスポット「曽々木」に到着、濃霧で崩れたペースと溜まった疲労を回復させるために休憩しました。ただ、自転車をやっている知り合いからは「あまり長い時間休憩してしまうと乳酸が蓄積されて体が重くなってしまう」ということを聞いていたので、休憩は程々に済ませ、ここで取って置きの「とらやの羊羹」を投入しました!
その先30kmちょいは能登半島の山間部を走り、到着。とらやの羊羹が功を奏したのか
何とか走破することができました。
サイクルコンピューターの走行距離をみると97km。
ちょっと誤差がありましたが100kmにしておきましょう。
午前5時前に出発して到着したのは午前10時過ぎ。約5時間チョイの100km初体験でありました。今回は初めての100kmで、ペース配分が分からなかったことや、濃霧の影響で途中自分のペースを乱してしまいました。次回同じルートを走る際には今回の経験を教訓に活かしたいと思います。