能登の魚醤 いしり
2007.03.23
能登は発酵文化の地。いしり(いしる)は能登を代表する発酵食品です。
カネイシではいしりを自社製造しております。
いしり(いしるともいいます)とは能登半島先端部、奥能登地方に古くから伝わる魚醤のことで、秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油と並ぶ日本三大魚醤のうちの1つです。また、海外ではタイのナンプラーなどもこれら魚醤の一種です。
能登のいしりは大きく分けてイカいしりとイワシいしりがあります。
カネイシのいしりは、そのうちのイカいしりになります。冬の寒い時期にイカの
内臓をよく塩と合わせ、タンクに漬込みます。その後何度か攪拌を繰り返し、
そこに溜まった黒い液がいしりとなります。
当社のいしりはこの工程を最低ニ年以上行ってから出荷するため、イカの風味が充分に沁みこんだ芳醇な風味のいしりとなるわけです。
まさに「能登の味覚」この特徴あるいしり。家庭の調味料のバリエーションに加えると、新たな料理の世界が広がるかもしれません。