船凍イカの荷揚げに活気づく小木港
2007.11.19
漁協前に整然と並んだイカ釣り漁船。
小木港ではイカ釣り漁船の荷揚げに活気づいております
小木港の荷捌き場では一回の荷捌きで4隻の漁船の荷揚げを行うことができます。
1隻あたりの船凍イカの持ち帰り量は8キログラムのブロックもしくはケースの荷姿で平均12,000ケース。この日は午後の1隻を含めて約57,000ケースの荷揚げが実施されました。
荷揚げの方法は船に直接ベルトコンベアを直結し、機械と人海戦術を併せて行います。
ベルトコンベアで船から出てきたイカは荷捌き場でサイズごとに選別され、パレットに積まれていきます。
荷捌きの主役は地元小木の「おばちゃんたち」であります。
長年この作業を続けている皆さんは、コンベアに手を入れる隙間がないほどのスピードで船から出てくる船凍イカを手際よく、かつ正確に選別していきます。
荷揚げのために接岸しているイカ釣り漁船をよく見ると、きれいだった白色の船体が真っ黒になっております。これは操業時に海から釣り上げたイカが吐いた「スミ」のためです。
今年のイカ釣り漁はシーズン前半は漁場が北寄りだったため小木の入船が例年より少ない状況でしたが、ここへ来て盛り返してきております。小木船団のイカ釣り漁はこれから今年一杯まで行われ、小木港も活気づきます。今シーズンの豊漁を願うばかりです。